4月30日(水)の5、6校時に「探究パネルディスカッション」を開催しました。
当日は、青砥和希 様に進行とパネリストの方々の橋渡しをご担当いただき、松澤瞬 様、伊藤綾 様、馬場貴大 様の3名をパネリストとしてお迎えして、パネルディスカッションを行いました。
簡単にゲストの方々のご紹介を載せておきます。
- 青砥 和希 様(一般社団法人 未来の準備室 理事長 宇都宮大学地域デザイン科学部 特任研究員。)
- 松澤 瞬 様(埼玉県出身、筑波大学大学院の時、南会津のフィールドワークに参加したことがきっかけで2012年に南会津町へ移住、「合同会社SCOP」を設立。同代表社員。)
- 伊藤 綾 様(田島出身、会津若松市にて看護師、大島での医療活動、タイへの移住などののちにUターン。現在は訪問マッサージを中心に地域の方々の心身の健康サポート活動を行っている。)
- 馬場 貴大 様(伊南村出身、南会津町役場勤務、昨年度まで町の広報を担当。)
パネルディスカッションでは、自己紹介を兼ねて、現在の活動や南会津に対する想いをパネリスト3名それぞれのお立場から語っていただき、2・3年次「総合的な探究の時間」のスタートを迎えるにあたって探究の種となる視点や、南会津地域の魅力と可能性をご提示いただきました。その後、クロストークや生徒、教員からの質疑応答を行いながら和やかな意見の交流が見られました。
パネリストの皆さんが、今まさに探究しながら活動していることをイキイキと語っている姿がとても印象的でした。立場が違えば、同じ南会津でも見え方や見ている視点が違うということにも気付かされました。
今回のパネルディスカッションを通して、生徒たちも南会津にはカッコイイ大人たちがいて、地域を盛り上げるために日々探究しているということを感じてくれたと思います。また、パネルディスカッション後もゲストの方々と生徒、教員が交流している姿をみて、生徒、教員が南会津のフロントランナーたちと出会えたという意味でも、大変貴重な機会となったと考えています。この出会いが今後、それぞれの探究活動をより充実させてくれることを願います。
最後に、本企画の趣旨に賛同し、登壇をご快諾いただいた青砥様、松澤様、伊藤様、馬場様には、改めて感謝申し上げます。引き続き本校の探究活動へのご理解とご協力をお願いいたします。

↓青砥 和希 様

↓松澤 瞬 様

↓伊藤 綾 様
↓馬場 貴大 様

↓伊藤様の指示をもとに瞑想してリフレッシュしている様子
↓松澤様が取り組んでいる林業のプロモーションビデオを視聴しているところ。

↓問いをテーマにクロストークしているところ。


探究
南会津学
南会津高校
パネルディスカッション
総合的な探究の時間
昨年の夏休みに、本校「南会津学」で南郷刺し子について探究した生徒たちが、2010年から南郷刺し子文化の継承を目的に活動されている「南郷刺し子会」の方々のご協力により、南郷刺し子体験を行いました。
南郷刺し子文化のPRにもなればと思い、活動の様子を短い動画としてまとめたので、ぜひご覧ください。
【ご視聴はコチラの画像をクリックしてください↓↓↓】

南会津高校
南会津学
南郷刺し子
探究学習
南会津町
南郷地区
文化の継承
はじめに、皆さんは南郷刺し子を知っていますか?
「南郷刺し子」とは…
南会津町南郷地域で継承されてきた刺し子の技法です。
南郷刺し子の一番の特徴は、刺す対象が絆纏(はんてん)であること。藍染の木綿の生地に、白い木綿糸で縁起が良い文様を刺しゅうしていきます。絆纏は主に女性が夫や息子のために一針一針手作業で愛情を込めて製作していました。
完成した絆纏は、大堰や建前など共同作業の場で男性が着用。大切な晴れ着としての役割があったそうです。
絆纏の製作・着用は明治時代以前に行われましたが、明治初期頃にこの文化は一度途絶えてしまったと考えられています。
引用:『あい、紡ぐ。×伝え、受け継ぐ、南郷刺し子×』より一部抜粋
本校2年次は総合的な探究の時間において「南会津学」と題して地域課題解決型の探究学習に取り組んでいます。2月10日、南郷刺し子探究班が地元の田島中学校へ出向き、南郷刺し子文化を若い世代へ継承するための取り組みの一環として、製作した南郷刺し子キーホルダーを配布してきました。
中学生からの評判も良く、「可愛い!」や「本物を見たり、さわったりしたことがなかったのでうれしい。」「分からない人が知るきっかけになるのが良いと思った。」などの感想をもらうことができました。
[南郷刺し子キーホルダー]


[配布時の様子]


1年間を通して探究してきたことが、地域文化の継承や発展に貢献できるということを実感し、探究したある男子生徒からは「南郷刺し子を探究してよかった。」というコメントも出てきました。
今回の経験をもとに、これからも探究を通して自らの人生を柔軟に切り拓いていく術と態度を身に付けていってほしいと思います。また、この探究活動がきっかけとなり、南郷刺し子文化が若い世代へ継承され、南会津町特有の文化の発展や振興に少なからず寄与してくれることを願います。
最後に、南郷刺し子探究班が活動するにあたり、様々な面でご助言とご指導をいただきました南郷刺し子会の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
[リンク]
南郷刺し子会 Facebook
あい、紡ぐ。×伝え、受け継ぐ、南郷刺し子× インスタグラム
南郷刺し子
南会津高校
「南会津学」
探究学習
文化の継承
本校2年生が1月21日(火)福島県立光南高等学校を会場に開催された、第24回福島県総合学科高等学校生徒研究発表会に出場してきました!
本校からは
【口頭発表部門】1テーマ「南郷刺し子を次世代に継承するために」
【展示発表部門】1テーマ「子供が過ごしやすい環境づくり」
以上の2テーマを発表してきました。それぞれのテーマについて発表してきた生徒たちは、1年間取り組んできた探究の成果を堂々と発表してくれました。
今年で統合2年目となり、標記の大会に出場するのは初めてで生徒同様、教員もドキドキでしたが、生徒たちが立派に「南会津学」の探究成果を他校の生徒・教員にしっかりと発表している様子を見て安心しました。
来年度、本校は総合学科として完成年度を迎えます。今回の経験をもとに本人たちも後輩たちも、より充実した探究活動に励んでくれることを期待します。

[発表の様子をご覧になりたい方は以下の画像をクリックしてください↓↓↓]
【展示発表部門】:「子供が過ごしやすい環境づくり」
【口頭発表部門】:「南郷刺し子を次世代に継承するために」
総合的な探究の時間,「南会津学」,探究学習,
9月17日(火)と23日(月・祝)に南郷刺し子会の方々をお招きして、南郷刺し子体験を行いました。
体験を行ったのは、2年次の総合的な探究の時間(通称「南会津学」)で南郷刺し子について探究している6名の生徒たちです。体験は、はがきサイズの藍染の布に白い糸で「麻の葉」や「亀甲」などに代表される和柄をレイアウトして刺し子を施すというものです。
両日は、ただ刺し子を体験するだけでなく、南郷刺し子会の会長・馬場純子様から、南郷刺し子会の歴史や活動の想いなどをお話しいただき、南郷刺し子が持つ意味や文化に対しての理解を深めながら体験を行いました。
生徒たちは、模様をレイアウトするところから縫うところまで慣れない部分が多かったようですが、講師の方々の丁寧なご指導とご助言のおかげもあり、一心不乱に作品作りに取り組むことができました。小さいものでも大変時間が掛かるもので、まだ完成まではたどり着けませんでしたが、完成に向けて継続して制作を行い、展示も予定しています。
生徒が黙々と制作を続ける様子を見て、一針一針の重みと奥会津文化の奥ゆかしさを感じました。
この経験をもとに、彼らの探究活動が充実することを期待します!





7月8日(月)に、南会津町立舘岩中学校を訪問し、本校教員による進路ガイダンスを行いました。本校の魅力の一つでもある商業科と農業科の授業を体験してもらったほか、「高校とはどんなところか」ということについて説明させていただきました。
体験授業の際、舘岩中学校の生徒さんがイキイキと目を輝かせながら授業に臨んでいる姿が大変印象的でした。
今回の進路ガイダンスが、舘岩中学校生の今後の進路選択にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
今後も他の連携中学校への訪問も予定されていますので、ぜひお楽しみに!


生徒昇降口脇のスペースを活用し、探究学習に関する情報発信と情報共有を行うことを主な目的とした学習&掲示スペースを開設しました。同学年の生徒はもちろん、先輩後輩、先生方と学びを通して交流し、探究学習のきっかけづくりと意欲向上に繋がる場所づくりを目指していきます。


2月13日(火)の5,6校時の時間に、2学年の総合的な探究の時間「南会津学」の成果報告会を開催しました。
本校では、「南会津学」と題して、地域探究活動を主軸に1年間を通して探究活動を行っています。報告会では、13の班による発表が行われ、各班がこれまで探究してきた成果を共有することができました。1年次も参加し、先輩の探究活動の発表を聞き、来年度の自分たちの探究活動に関してイメージを膨らませていました。
発表後は、福島学院大学マネジメント学部地域マネジメント学科から教授 黒石 いずみ氏と准教授 鈴木 忠雄氏を講師としてお招きし、各班の発表についてご講評をいただきました。
今回の発表会を通して、生徒たちは南会津への思いを強めたり、認識を新たにしたりなど多くの学びと発見があったようでした。今年行ってきた探究活動や発表の経験を、是非これからの生活や進路実現へ向けた取り組みにつなげていってほしいと思います。




